小史

国際古楽コンクール<山梨>概要

1)小史
1987年に発足した古楽コンクール<山梨>は、「古楽」の分野で日本唯一のコンクールとして、広く有能な音楽家の参加を求め、優れた人材を発見・育成 し、彼らが将来活躍できる機会を提供できるよう、様々な企画を行ってきた。第1回から第4回までは、美しい景観とミレーの絵画で有名な山梨県立美術館を会 場として開催した。最初は演奏者に対するコンクールのみであった。入賞者を紹介する機会として、翌年のコンクールで入賞記念コンサートを開催。

第3回目からは、栃木市で開催される栃木[蔵の街]音楽祭と提携して、音楽祭においてリサイタルを行なう演奏者を推薦。2008年まで継続。その後は浜松の楽器博物館、都留音楽祭、栃木西方音楽祭と提携し、リサイタルの機会を与えている。さらに 第3回目からは楽器製作者に呼びかけて展示会、デモンストレーションを行なっている。この部門も大きな膨らみをみせ、応募部門に合致した楽器を中心に、楽 譜や書物等の紹介も兼ね賑わいをみせている。

コンクールの規模が拡大したので、第5回から第23回までは山梨県民文化ホールで開催。

第10回目からは、外国からも審査委員を招聘し、コンクールの終了後、学びの場として審査委員によるマスターコース、演奏会等を開催。なお審査委員一覧入賞者一覧は、「小史」の項に後述してあります。


第20回(応募部門:バロック時代の声楽、旋律楽器、リュート属)は2006年4月22日、23日に開催。同時に第19回の入賞者(チェンバロ奏者 福間 彩、植村けい、榑谷 学)+第10回から18回の第1位入賞者(フルート前田りり子、チェンバロ西山まりえ、ヴァイオリン桐山建志、リコーダー太田 光子、チェンバロ野澤知子)による記念演奏会、4月24日、25日にはケース・ブッケKees Boeke(リコーダー)、ジル・フェルドマンJill Feldman(声楽)のマスターコースを開催。コンクールに先立ち4月19,20日にケース・ブッケ、ジル・フェルドマン両氏によるコンサート(トレ チェント)開催。
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第21回よりコンクールの名称を古楽コンクール<山 梨>に改称。昨年度第1位受賞の小池まどか(ヴァイオリン)と第2位受賞の山本 徹(チェロ)+土居瑞穂(チェンバロ)による記念コンサート、審査委員ホ セ・ルイス・ゴンサレス・ウリオル氏のチェンバロ、オルガン・マスターコース、同氏によるチェンバロ、オルガン・リサイタルを開催。
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第22回古楽コンクール<山梨>の応募部門は主としてバロック時代の旋律楽器、リュート属および声楽。2008年4月26,27日開催。さらにア ニェス・メロン氏によるバロック歌唱のマスターコースを4月28,29日に開催。記念コンサートは、第17回古楽コンクール<山梨>で第2位、第44回ブ ルージュ国際コンクール第3位入賞の松岡友子氏によるチェンバロ・リサイタル。
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第23 回古楽コンクール<山梨>の応募部門はソロ:チェンバロ、アンサンブル部門:バロック時代の声楽。展示会、第22回古楽コンクール第2位入賞 の廣海史帆、木村理恵(以上バロック・ヴァイオリン)、第3位入賞の村田淳子(メゾ・ソプラノ)による入賞記念コンサート、審査委員シェティル・ハウグサ ン氏によるチェンバロ・マスターコース、シェティル・ハウグサン氏チェンバロ・リサイタルを開催。浜松における楽器博物館の協力により、入賞者會田賢寿に よるリサイタルを企画。今後も浜松楽器博物館と共催で、入賞記念演奏会を開催する合意を得る。
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第24回<山梨>の応募部門はバロック時代の旋律楽器、リュート属、声楽。なおこの回から、演奏者、楽器製作者の育成に加えて、よき聴衆を育てる工 夫を課題に加える。コンクール開催会場は、街の中心の5箇所に分散(法人会館、甲府商工会議所、桜座、コットン・クラヴ、アルフィ)。コンクール、展示 会、第23回古楽コンクール<山梨>で第2位入賞の會田賢寿、村上暁美チェンバロ・デュオ、過去の入賞者(桐山建志、大塚直哉)によるライヴ・演奏会、審 査員のトークと演奏、審査員バーバラ・シュリック女史によるバロック歌唱マスターコース、さらに交流の場としてのパーティを開催。

エピソード
(皆様に愛され、また期待されて継続することができました「古楽コンクール<山梨>」は、今年で24回を迎えます。御存知の通り、このコンクールは心あるたったひとつの企業、甲府の印傳屋上原勇七の御支援を得て、古楽に携わる音楽家の育成のために開催されております。 実行委員会といたしましては、この四半世紀の間に、当初の目的はある程度達成できたと感じます。しかし演奏技術が向上し、多くの模範となる音楽家が存在している現今、私達は再度これらをカノンとして受け入れるというクラシック音楽界の悪癖に陥ってはいないでしょうか。過去の音楽に再び息吹を、そして演奏を通して聴衆と心の交流を、と考えた先駆者の意気込みや生き生きとした思いを、今なお同じように共有しているでしょうか。 荒川は実行委員長として、絶えず新しい課題を加え、コンクールの発展に努力し、また工夫も重ねてまいりました。しかしここ数年、このコンクールの将来像が描きにくくなってきておりました。

そのような中、昨年12月にスポンサーからお呼び出しをいただきました。現会長である13代上原勇七氏、次代を担うべき社長、専務とお揃いの席で、コンクールの未来に関する御質問をいただきました。13代は、まさに400余年、絶えることなく鹿革に漆細工を施した製品を持って時代の荒波を乗り越えられた歴代の中で、特に店に盛況をもたらされた方です。この四半世紀の世の中の変化を見逃すわけはありません。ということは、古楽もその世の中で存在しています。単に演奏水準が高くなった、世界に伍して活躍できるようになったといった説明で納得される訳がありません。その身につけた芸をもって何をしたいのか、何の目的で演奏家は精進しているのか。どうも最近のコンクールの様子を見ていると、一生懸命に勉強して参加する方、楽器や楽譜、CD等を持ってきてくださる方、聴きにきてくださる方相互に、「ありがとう」という気持ちの交流があまり為されていないように感じる、とおっしゃられました。そこにおられる方が甲府に来てよかった、しあわせだ、と感じていただくような会にすべきではないか。自分は皆が喜びに溢れている様子が見たい。しかしそれができないなら25回をもって打ち切りとしたい、という御意向でした。もっと具体的に申し上げるなら、音楽を社会から隔離してしまうような殺風景な大きなホールを、単に音響に問題が無いという理由で使用し、古楽を愛好する聴衆がちんまりと入っているだけでよいのか。もっと参加者を盛り立て、聴いていただいて「ありがとう」、聴かせていただいて「ありがとう」と互いに言い合える場は探せないのか・・・という御詰問でした。

咄嗟に思い付いたエリアがあります。昭和14年甲府に住んだ太宰 治は、ここを「きれいに文化のしみわたっている街」と愛しました。桜座のあるさくら町一帯は、ゴースト・タウンのようになってしまった現在、街を息返らせる拠点として、往年の活気を取り戻すべく活動を始めています。その一帯に移っては、という私の案は直ちに受け入れられました。さっそく打ち揃って下検分をし、街の方の御協力をいただきました。「鉄は熱いうちに鍛えよ」のことわざの通り、計画の練り直しとなりました。そしてコンクールの始まりの事情と同様に、「命ある限り、互いに手を携えて」という上原会長の御約束をいただくことができました。

昨年10月、コンクール参加者応募要項の発布にあたり、第24回開催に御協力を約束してくださった各方面には、お侘びの言葉もありません。しかし古楽コンクール<山梨>をひとつのきっかけとして、成長された方が多くおられることを思うにつけ、その喜びを継続して若い方にもプレゼントしたいと願っております。また改めてスポンサーの御指摘、お考えの素晴らしさには敬服し、御期待に応える企画としたいと感じます。このような時代だからこそ、集ってくださった皆様の御心が互いに触れ合う場として、コンクールが存在できるよう一層の工夫や努力をいたしたく存じます。

この新生古楽コンクール<山梨>を愛し、見守っていただきたくお願いをいたします。

なお音楽活動は、音楽が自分の人生にとって非常に大切と感じる聴衆の存在をもって、初めて意味を持つものとなりましょう。 甲府の春は花と緑の映える美しい季節です。お誘いあわせのうえお出かけいただきたく、お越しをお待ちいたしております。

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第25回国際古楽コンクール<山梨>は、様々な状況に鑑み、1年延期させていただきました。その代わりとして以下の企画をいたしました。(東北大震災)
①5月1日にバロック音楽リレー・コンサート(2011年5月1日(日)甲府コットンクラヴ、桜座) ②クリストフ・ルセ チェンバロ・リサイタル(2011年6月1日(水)(上野学園 石橋メモリアルホール) 更に5月1日に集めました義援金により、宮 城のチェンバロ製作者木村雅雄さんがコンサートや被災者への音楽のプレゼントを企画、実施してくださっています ③ 曽根麻矢子チェンバロ演奏会(6月 17日(金)仙台青葉荘教会) ④ 森のバロック at 青根 ヴァイオリンとチェンバロの午後(小池まどか 梅津樹子   中野哲也)(7月4日(月) 前川小学校 青根分校)、なおコンサート・シリーズは2013 年まで継続して行われています。

第25回から実態に合わせて、総合タイトルを古楽フェスティヴァル<山梨>(含む国際古楽コンクール<山梨>)に改称(2012)。コンクール、コンクール入賞 者記念コンサート(ヨム ウンチョ、岩井春菜)、審査委員等によるトークや演奏会(北谷直樹+,テュルク・デュオ、曽根麻矢子リサイタル、野澤知子+マチ ルド・エティエンヌ・デュオ)、楽器展示会、大塚直哉氏によるチェンバロおよびクラヴィコード・デモンストレーション、マスターコース、交流パーティ等を 開催。満場一杯の聴衆を迎え、成功裡に終了。
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第26回国際古楽コンクール<山梨>は古楽フェスティヴァル<山梨>(2013年4月27日ー29日)の一環として2013年4 月28日、29日に開催。声楽部門とバロック時代の旋律楽器部門である。なお声楽部門には、初めて古典派のレパートリーを導入。フェスティヴァルには4本 のコンサート、展示会、デモンストレーション、マスターコース等。
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第27回国際古楽コンクール〈山梨〉は、2014年5月2日、3日、4日に開催。応募要項は10月31日に発布いたしました。
1) 鍵盤楽器(チェンバロのみ、ピアノフォルテのみ、チェンバロとピアノフォルテの組み合わせを選択)
2) アンサンブル(同族の二台あるいは二本の楽器のみ、例えばリコーダー2本、フルート2本、オーボエ2本、ガンバ2台、ヴァイオリン2挺、ヴァイオリンとヴィオラ. チェロ2台、2台のリュート)

審査委員:有村祐輔  大竹尚之   小倉貴久子     高橋未希  グレン・ウィルソン

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第28回国際古楽コンクール〈山梨〉は、2015年5月1 – 3日に開催。
1) 声楽(バロック、古典派)
2) バロック時代の旋律楽器

審査委員:有村祐輔 ケース・ブッケ     大竹尚之      堂阪清高
ジル・フェルドマン     エマニュエル・ジラール

コンクール、3本のコンサート、展示会、デモンストレーション等。この回より甲府駅北口にある県立図書館、藤村記念館等も使用。日本各地、さらには山梨県から多くの聴衆を迎え、盛会となる。
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第29回国際古楽コンクール〈山梨〉
2016年4月29, 30日, 5月1日開催
1) 鍵盤楽器部門
2) アンサンブル部門

審査委員:有村祐輔 大竹尚之
マルタン・ジェステール アリーン・ジルベライシュ
山名敏之
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第30回国際古楽コンクール〈山梨〉
2017年4月28,29,30日開催
1) 声楽部門
2) 旋律楽器部門

審査委員:有村祐輔 大竹尚之 北里孝浩
ルーファス・ミュラー  山本 徹
第30回国際古楽コンクール〈山梨〉開催、という節目を飾るオーボエ・バンド「梨」(メンバー12名:北里孝浩 尾崎温子 森 綾香 小野智子 前橋ゆかり 江崎浩司 小野寺彩子 佐治みのり   安里昌悟 堂阪清高 永谷陽子 安本久男) を結成。開会、閉会、その他街の様々な場所で演奏。

・浜松楽器博物館との提携が終了し、栃木西方音楽祭との提携が始まり、池田梨枝子ヴァイオリン・リサイタルを開催させていただく。


第31回国際古楽コンクール〈山梨〉
2018年4月28日ー4月30日開催
1)鍵盤楽器部門
2) アンサンブル部門
審査委員: 有村祐輔 今井奈緒子 小川加恵 大竹尚之
大塚直哉 ロバート・ヒル

特別ゲストとして、デンハーグピアノ五重奏団(小川加恵、高橋未希、朝吹園子、山本 徹、角谷朋紀)を招き、コンサート開催。さらに第30回コンクールの入賞者コンサートとして、池田梨枝子バロック・ヴァイオリン・コンサート、ホ・ユンジン・リコーダー・コンサートを開催。共演としてデンハーグピアノ五重奏団の弦楽器メンバーに依頼。さらに鍵盤楽器部門の本選にアンサンブル課題を入れ、デンハーグピアノ五重奏団の弦楽器メンバーに共演を依頼。全体としてコンサートの質は非常に高いものとなった。一方コンクールの最高位は3位であり、問題を残すことにもなった。

本年度の応募者は以下の通りです。鍵盤楽器部門に関しては27名(チェンバロ 23名、フォルテピアノ4名) です。
内訳
1) 性別 男性 7名  女性20名
2) 年齢 10代 1名  20代 13名  30代 4名
40代以上 9名
3) 居住地
東京 12 名 神奈川  4名 オランダ  2名 アメリカ合衆国  2名
北海道・千葉・埼玉・和歌山・大阪・ドイツ・オーストリア
各 1名
アンサンブル部門の参加者は一組で、弦楽器4名+ チェンバロのグループです。
・栃木西方音楽祭には辛川太一、河本祥太朗チェンバロ・デュオ開催をお願いする。


第32回国際古楽コンクール〈山梨〉
2019年4月26日ー28日
応募部門 1) 主としてバロック時代の声楽独唱
2) 主としてバロック時代の旋律楽器
審査委員:有村祐輔 ロベルタ・インヴェルニッツィ 尾崎温子
大竹尚之 角谷朋紀 野々下由香里

応募者
声楽部門: ソプラノ8名、メゾソプラノ2名、テノール2名
器楽部門: フルート 8名、リコーダー7名、ヴァイオリン6名、
オーボエ4名、ツィンク2名、 チェロ1名、ファゴット1名

コンサート
主として本コンクールで入賞した方に記念コンサートを企画することを、以前よりも前に打ち出すことにした。今回は3本のコンサートを企画した。
1) 佐藤裕希恵さんと瀧井レオナルドさんによるVox Poetica
2) 辛川太一チェンバロ・リサイタル
3) 河本祥太朗とアンサンブル LMC
・西方音楽祭に出口実祈+中川 岳 開催をお願いする。


第33回国際古楽コンクール〈山梨〉2020年5月1日ー5月3日
新型コロナ・ウィルスの感染のため1年開催を延期→ 2021年4月30日ー5月2日に開催予定。→ 第33回国際古楽コンクール〈山梨〉中止   → 2022年4月29日ー5月1日

感染対策の厳しい山梨を移り、府中芸術の森平成の間で予選と2本のコンサートを、立川のChabogiba Hall で本選と1本のコンサートという変則的なやり方で行なった。1)鍵盤楽器部門には25名の応募者(フォルテピアノ8名、チェンバロに17名)の応募者、2)アンサンブル部門に4組のグループが参加した。


コンサートはいずれも本コンク-ルに参加した者による。
1) 夏山美加恵 + 佐藤亜紀子 エール・ド・クール
2) 井上 玲 + 中川 岳 リコーダー・リサイタル
3) 出口実祈 + 島根朋史 + 寺村朋子 ヴァイオリン・リサイタル

第34回国際古楽コンクール〈山梨〉2023年4月28日ー30日 甲府市商工会議所、県立図書館多目的ホールで本選と予選を開催。Cotton Club と県立図書館多目的ホールでコンサートを開催。
1) 声楽部門には17名(2名キャンセル) 2)旋律楽器部門には21名(1名キャンセル) の応募があった。

内訳 声楽部門(ソプラノ 9名、メゾ 1名、アルト 1名、カウンターテ ノール 2名、テノール 2名、バス 1名)
旋律楽器(フルート 1 名、リコーダー 5名、ヴァイオリン 4名、 チェロ 2名、ガンバ 1名、オーボエ 1名、ドウルツィアン 1名)
なお参加者は九州から北海道まで、さらにアジアの他国からが増えた。

コンサートは昨年度入賞者による。確実に成長の兆しが見られた。
1) 中山結菜(cemb)+ 荒木優子(Vl)
2) 中村 裕チェンバロ・リサイタル
3) 加藤美季フォルテピアノ・リサイタル


過去の応募部門と入賞者

・第 1 回: 応募部門 バロック時代の旋律楽器および声楽
第 1位 新 久美(ソプラノ)、 第 3位 山内房子(ソプラノ)、朝倉未来良(フラウト・トラヴェルソ)、植野真知子(バロック・オ-ボエ)

・第 2 回: 応募部門 バロック時代の旋律楽器および声楽
第 2位 朝倉未来良(フラウト・トラヴェルソ)、 第 3位 栗栖由美子、山本富美(両者ともにソプラノ)

・第 3 回: 応募部門 チェンバロ
第 2位 芝崎久美子 、第 3位 広沢麻美、長井朋子

・第 4 回: 応募部門 ルネサンス、バロック時代の旋律楽器、リュートおよび声楽
第 2位 栗栖由美子(ソプラノ)、根岸基夫(リコーダー)

・第 5 回: 応募部門 チェンバロ
第 3位 辰巳美納子、木村恵美子

・第 6 回: 応募部門 ルネサンス、バロック時代の旋律楽器、リュートおよび声楽
第 2位 ジーン・ジュウ、戸田 薫(両者ともにバロック・ヴァイオリン)、 第 3位 小池久美子、夏山美加恵(両者ともにソプラノ)、 通奏低音賞 上尾直毅

・第 7 回: 応募部門 チェンバロ
第 1位 杉山佳代、 第 2位 寺村朋子、 第3位 森 洋子、西山まりえ

・第 8 回: 応募部門 ルネサンス、バロック時代の旋律楽器、リュート属および声楽 第 2位 米良美一(カウンター・テナー)、 第 3位 土屋京子(リコーダー)、 奨励賞 小林木綿(ソプラノ)

・第 9 回: 応募部門 チェンバロ
第 2位 鴨川華子、 第 3位 大木和音、山口範子、 奨励賞 大西孝恵、藤田哲子

・第 10 回:
応募部門 ソロ部門:ルネサンス、バロック時代の旋律楽器、リュート属および声楽
第 1位 前田りり子(フラウト・トラヴェルソ)、 第 2位 江崎浩司(バロック・オーボエ)

応募部門 : 通奏低音:入賞者なし

・第 11 回:
応募部門 ソロ部門:チェンバロ
第 1位 西山まりえ、 第 3位 五唐亜由子、 渡邊 孝

アンサンブル部門:ルネサンス、バロック時代の楽器および声楽
第 2位 ラ・フォンテーヌ、 Koan(コアン)

・第 12 回: 応募部門 ソロ部門:ルネサンス、バロック時代の旋律楽器、リュート属および声楽
第 1位 桐山建志(バロック・ヴァイオリン)、 第 3位 山村奈緒子(ソプラノ)、 奨励賞 西沢央子(バロック・チェロ)、通奏低音部門:リュート属 入賞者なし

・第 13 回:
応募部門 ソロ部門:チェンバロ
第 2位 渡邊 孝、平野智美、 第 3位 大塚直哉、 奨励賞 山崎磨子

アンサンブル部門:ルネサンス、バロック時代の楽器および声楽 入賞グループなし

・第 14 回: 応募部門:ルネサンス、バロック時代の旋律楽器、リュート属および声楽
第 2位 上杉清仁(カウンター・テノール)、 宇治川朝政(リコーダー)、 第 3位 大西律子(ヴァイオリン)、 名倉亜矢子(ソプラノ)

・第 15 回:
応募部門: ソロ部門:チェンバロ、手鍵盤のみの小型オルガン
第 2位 山崎磨子、 第 3位 三橋桜子、 奨励賞 浅海恵理

アンサンブル部門:ルネサンス、バロック時代の楽器および声楽 入賞グループなし

・第16回:
応募部門:ルネサンス、バロック時代の旋律楽器、リュート属および声楽 第1位 太田光子(リコーダー)、 第2位 大森智子(ソプラノ)、第3位 松永綾子(ヴァイオリン)

・第17回:
応募部門 ソロ部門:チェンバロ、手鍵盤のみの小型オルガン
第1位 野澤知子、 第2位 松岡友子、 第3位 ミケーレ・ベヌッツィ

アンサンブル部門:ルネサンス、バロック時代の楽器および声楽 入賞グループなし

・第18回:応募部門:バロック時代の旋律楽器、リュート属および声楽
第 1, 2 位 該当者なし、 第 3 位 Seung-Hee Park(テノール)、 奨励賞 斎藤紫都(フルート)、広瀬奈緒(ソプラノ)

・第19回:
応募部門 ソロ部門:チェンバロ(小型オルガンも使用可)
第2位 福間 彩、 第3位 植山 けい、榑谷 学

アンサンブル部門:ルネサンス、バロック、古典派時代の声楽および器楽
第3位 La Sfera Musicale

・第20回:応募部門:バロック時代の旋律楽器、リュート属、声楽
第1位 小池まどか(バロック・ヴァイオリン)、 第2位 山本 徹(バロック・チェロ)、 第3位 山口幸恵(バロック・ヴァイオリン)、 奨励賞 ユンチョ・ヨン(リコーダー)

・第21回:
応募部門 ソロ部門:チェンバロ(小型オルガンも使用可)
第1,2位 該当者なし  第3位 大村千秋、林 則子

アンサンブル部門:ルネサンス、バロック時代の声楽および器楽 入賞グループなし

・第22回:応募部門:バロック時代の旋律楽器、リュート属、声楽
第2位 廣海史帆(バロック・ヴァイオリン)、木村理恵(バロック・ヴァイオリン) 第3位 村田淳子(メゾ・ソプラノ)

・第23回:
応募部門:チェンバロ(小型オルガンも使用可)
第2位 會田賢寿、 村上暁美

アンサンブル部門  第3位 Bachsolisten Seoul(バッハゾリステン・ソウル)代表者 Park, Seung- Hee

・第24回:応募部門:バロック時代の旋律楽器、リュート属、声楽
第1位 ミリアム・リニョルMyriam Rignol (ガンバ)、 第2位 該当者なし、 第3位 ユンチョ・ヨン Encho Yeom (リコーダー) 、奨励賞 岩井春菜(フルート)

・第25回:
応募部門:声楽
第1, 2位 該当者なし  第3位 倉本晋児(バリトン)、 奨励賞 中嶋俊晴(カウンターテノール)

応募部門: チェンバロ
第1, 2位 該当者なし 第3位 Luca Oberti、 奨励賞 山縣万里

・第26回:
応募部門:声楽
第1位 該当者なし 、 第2位 岡村知由紀(ソプラノ)、 第3位 渡邊有希子(ソプラノ)、 審査員奨励賞 Jacqueline Shoda-Iwasaki(ソプラノ)

旋律楽器部門  第1、2位 該当者なし 、第3位 吉崎恭佳(バロック・フルート)、 審査員奨励賞  永谷陽子(バロック・ファゴット) Park, Young-Mi (バロック・オーボエ)

・第27回
:応募部門:鍵盤楽器(チェンバロ、フォルテピアノ)
第 1位 中川 岳、第2位 川口成彦、
審査委員奨励賞 石川友香理、須藤真地子

アンサンブル部門: 該当グループなし

・第28回
声楽部門:
第1位 佐藤裕希恵 第2位 緒方麻紀

旋律楽器部門:
第1位 斎藤夕輝  第3位 宮崎桃子 野崎真弥

・第29回
鍵盤楽器部門:
第1位該当者なし
第2位 アナスタシア・アントノヴァ(チェンバロ)
アルテム・ベログルフ(フォルテピアノ)
第3位該当者なし

アンサンブル部門
第1位、第2位 該当者なし
第3位 Duo PHD(19世紀ギター・デュオ, 井本響太+山田唯雄)
審査員奨励賞 カメラータ・ダミコ(Fl:ユ・マ、V:ハン・ソル・リ、Va:A.ダミコ、Vc:ヒョングン・チョウ)

・第30回
声楽部門
第1位、第2位 該当者なし
第3位 大野彰展 中山美紀

旋律楽器部門
第1位 Hur Youngjin(ホ・ヨンジン) (リコーダー)
第2位 池田利枝子(ヴァイオリン)
第3位 該当者なし

・第31回
鍵盤楽器部門
第1, 2位 該当者 なし
第3位 辛川太一 河本祥太朗

アンサンブル部門
第1, 2, 3位 該当者 なし
審査委員奨励賞 Ensemble LMC (代表 丸山 韶) VI 丸山 韶
VII 吉田爽子 Va 佐藤駿太 Vc 島根朋史 Cm 河本祥太朗)

・第32回
声楽部門
入賞該当者なし

器楽部門
第1位 該当者なし
第2位 出口実祈(ヴァイオリン)
第3位 Jiyeon Bang (ジエン・バング) (リコーダー)
井上 玲(リコーダー)
審査委員奨励賞  丸山 韶(ヴァイオリン)
Octavie Dostaler-Lalonde (オクタヴィ・ドス タラー=ラロンデ(チェロ)

・第33回
鍵盤楽器部門
第1位 加藤美季(フォルテピアノ)
第2位 中村 裕(チェンバロ)
第3位 中山結菜(チェンバロ)

なお一般財団法人チェンバロ振興財団クープラン設立にあたり、記念賞を中村 裕、中山結菜(Cembalo) 両名に授与しました。

アンサンブル部門
該当者なし

・第34回
声楽部門
第2位 櫻井愛子(ソプラノ)
第3位 西 祐麻仁(ソプラノ)

旋律楽器部門
第2位 大井絵理子(フルート)
第3位 丸山 韶(ヴァイオリン)、中村 仁(チェロ)

ボローニャのTactus と協力関係を結び、CDを制作し世界の皆様にお届
けすることとなった。


古楽コンクール審査委員一覧表

・第 1 回 (昭和 62 年 4 月 25, 26 日) 応募部門:バロック時代の旋律楽器および声楽 審査委員:有田正広  有村祐輔  大橋敏成  小林道夫

・第 2 回 (昭和 63 年 5 月 7, 8 日) 応募部門:バロック時代の旋律楽器および声楽 審査委員:有田正広  有村祐輔  大橋敏成  小林道夫

・第 3 回 (1989 年 4 月 29, 30 日) 応募部門:チェンバロ 審査委員:有田正広  有村祐輔  大橋敏成  小林道夫  渡邊順生

・第 4 回 (1990 年 4 月 28, 29 日) 応募部門:ルネサンス、バロック時代の旋律楽器、リュートおよび声楽 審査委員:有村祐輔  大竹尚之  大橋敏成  小林道夫  つのだたかし

・第 5 回 (1991 年 4 月 27,28 日) 応募部門:チェンバロ 審査委員:有村祐輔  大橋敏成  小林道夫  鈴木雅明  渡邊順生

・第 6 回 (1992 年 5 月 2, 3 日) 応募部門:ルネサンス、バロック時代の旋律楽器、リュート属および声楽 審査委員:有村祐輔  大竹尚之  大橋敏成  小林道夫   つのだたかし

・第 7 回 (1993 年 5 月 1, 2 日) 応募部門:チェンバロ 審査委員:有田千代子  小林道夫  鈴木雅明  渡邊順生 オブザーバー:有村祐輔  品川治夫  委員会メンバー

・第 8 回 (1994 年 4 月 30日, 5 月 1 日) 応募部門(ソロ):ルネサンス、バロック時代の旋律楽器、リュート属および声楽 応募部門(通奏低音):リュート属 審査委員:有村祐輔  今村泰典  大竹尚之  小林道夫  渡邊慶子  オブザーバー:品川治夫  委員会メンバー

・第 9 回 (1995 年 4 月 29, 30 日) 応募部門:チェンバロ 審査委員:有田千代子  有村祐輔  鈴木雅明  寺神戸亮  渡邊順生  オブザーバー:品川治夫  委員会メンバー

・第 10 回 (1996 年 4 月 27, 28 日) 応募部門(ソロ):ルネサンス、バロック時代の旋律楽器、リュート属および声楽 応募部門(通奏低音):リュート属 審査委員:有村祐輔 今村泰典  大竹尚之  アンナ・キャロル・ダドレイ  渡邊慶子 オブザーバー:品川治夫  委員会メンバー

・第 11 回 (1997 年 4 月 26, 27 日) 応募部門(ソロ):チェンバロ 応募部門(アンサンブル):ルネサンス、バロック時代の楽器および声楽によるアンサンブル 審査委員:有村祐輔  桑形亜樹子  武久源造  濱田芳道  フランソワーズ・ランジェレ  オブザーバー:品川治夫  委員会メンバー

・第 12 回 (1998 年 4 月 25, 26 日) 応募部門(ソロ):ルネサンス、バロック時代の旋律楽器、リュート属および声楽 応募部門(通奏低音):リュート属 審査委員:有村祐輔 今村泰典  大竹尚之  渡邊慶子  モニク・ザネッティ  オブザーバー:委員会メンバー

・第 13 回 (1999 年4 月 24, 25 日) 応募部門(ソロ):チェンバロ 応募部門(アンサンブル):ルネサンス、バロック時代の楽器および声楽によるアンサンブル 審査委員:有村祐輔  岡田龍之介  諸岡範澄  ラルス・ウルリク・モルテンセン 芝崎久美子

・第 14 回 (2000 年 4 月 22, 23 日) 応募部門:ルネサンス、バロック時代の旋律楽器、リュート属および声楽 審査委員:有村祐輔  濱田芳通  ジュディス・ネルソン  佐野健二  渡邊慶子

・第 15 回 (2001 年 4 月 21,22 日) 応募部門(ソロ):チェンバロ、手鍵盤のみのオルガン 応募部門(アンサンブル):ルネサンス、バロック時代の楽器および声楽によるアンサンブル 審査委員:有村祐輔  フランソワーズ・ランジェレ  中野振一郎  大竹尚之 武久源造

・第 16 回 (2002 年 4 月 27,28 日) 応募部門:ルネサンス、バロック時代の旋律楽器、リュート属および声楽 審査委員:有村祐輔  神戸愉樹美  永田平八  大竹尚之 バーバラ・シュリック

・第17回(2003年 4月 26,27日) 審査委員:有村祐輔 本間正史 ヤン・ヴィレム・ヤンセン 桑形亜樹子 芝崎久美子

・第18回(2004年 4月 24,25日) 審査委員:有村祐輔 森田芳子 大竹尚之 佐野健二  リチャード・ウィストライク

・第19回(2005年4月23,24日) 審査委員:有村祐輔 ボブ・ファン・アスペレン 今井奈緒子 桐山建志 小林道夫

・第20回(2006年4月22,23日) 審査委員:有村祐輔 ケース・ブッケ ジル・フェルドマン 大竹尚之 つのだたかし 若松夏美

・第21回(2007年4月21,22日) 審査委員:有村祐輔 H.L.ゴンサレス・ウリオール 大塚直哉 桑形亜樹子 福沢 宏

・第22回(2008年4月26,27日) 審査委員:有村祐輔 アニュス・メロン 水戸茂雄  大竹尚之 鈴木秀美

・第23回(2009年5月2,3日) 審査委員:有村祐輔 岡田龍之介 シェティル・ハウグサン 西山まりえ 野々下由香里

・第24回(2010年5月1,2日) 審査委員:有村祐輔 ディミトリー・バディアロフ  大竹尚之  佐藤豊彦  バーバラ・シュリック

・第25回(2012年4月29日、4月30日) 審査委員: 有村祐輔 平井満美子 牧野正人  ゲルト・テュルク 北谷直樹 曽根麻矢子 大塚直哉

・第26回(2013年4月28,29日) 審査委員:有村祐輔 植野真知子 大竹尚之 戸田 薫   ツェーガー・ファンダルステーネ

・第27回(2014年5月2,3,4日) 審査委員:有村祐輔 大竹尚之 小倉貴久子 高橋未希 グレン・ウィルソン

・第28回(2015年5月1,2,3日)審査委員:有村祐輔 大竹尚之 ケース・ブッケ 堂阪清高 ジル・フェルドマン エマニュエル・ジラール

・第29回(2016年4月29, 30, 5月1日)審査委員:有村祐輔 大竹尚之 マルタン・ジェステール アリーン・ジルベライシュ 山名敏之

・第30回(2017年4月28,29,30日)審査委員:有村祐輔 大竹尚之
北里孝浩 ルーファス・ミュラー  山本 徹

・第31回(2018年4月28,29,30日) 審査委員:有村祐輔 今井奈緒子 小川加恵 大塚直哉 大竹直哉 ロバート・ヒル

・第32回(2019年4月26, 27, 28日)審査委員:有村祐輔 ロベルタ・インヴェルニッツィ 尾崎温子 大竹尚之 角谷朋紀 野々下由香里

・第33回(2020年5月1,2,3日)審査委員:有村祐輔 上尾直毅 大竹尚之 福島康晴 エリン・ヘルヤード → 2022年4月29日ー5月1日(エリン・ヘルヤード→ロレンツォ・ギエルミ→廣澤麻美に変更)

・第34回(2023年4月28日ー4月30日)審査委員:有村祐輔 大竹尚之
懸田貴嗣 菅きよみ Ulrike Hofbauer

International Competition for Early Music
YAMANASHI, Japan